製品概要
絶縁監視装置iso-F1 IR155-3203/3204は、電気ドライブシステム(Un = DC 0 V…1000V)の高圧部分と接地間(シャーシグランド Kl.31)の絶縁抵抗値を監視するものです。
使用されている特許技術は、ACモータ回路だけでなく、DC回路の電気絶縁の状況を含んで監視し、絶縁低下が生じた場合、モータのいかなる制御状態においても、加速時、回生時など問わず、アラームを発し、絶縁が低下したことを知らせます。
最小サイズ化設計と最適化された測定技術により、電気自動車やハイブリッドカー全てに最適に使用でき、かつ、自動車搭載用に専用設計され、厳しい温度環境、耐振動、EMCなどで仕様が強化されています。
主な機能と仕様
- 制御電源(DC12 V/24V)
- 自動自己診断機能付き
- 測定絶縁抵抗範囲 0…10MΩ
- 電源オン時の初期概算測定時(SST測定):動作時間 2秒以下
- 通常測定時(DCP測定):動作時間20秒以下
- 漏れ静電キャパシタンス自動対応(≤ 1μF)
- 接地配線不具合検知機能(接地線外れなど)
- 非接地配線方式のAC/DC両用電気絶縁の監視(0V…1000V)
- 不足電圧検知機能(500V以下、ドイツ工場にての数値設定)
- 短絡保護付き外部用出力
- 不具合検出(ハイサイド出力)
- 測定値出力(PWM 5…95%)とステータス出力(f = 10…50Hz)(MHS/MLS出力)
- 基盤コーティング(SL 1301ECO-FLZ)