製品概要
この絶縁監視装置は、IEC 61557-8及びIEC 61557-9に準拠した非接地配線方式の絶縁監視装置であり、単相、3相、DC成分を含む交流、直流回路など殆どの回路に適用できます。直流整流、インバーターなどの可変速ドライブなどにも使用できます。
絶縁不良個所特定ロケーターEDS44xシリーズと専用変流器と組み合わせて使用することにより、iso685-…-Pを絶縁不良箇所特定システムとして構築することができます。
主な機能と仕様
- 多重電源回路に使用でき、自動的に絶縁監視装置のON/OFFを行うことができます。
- インバータ、やコンバータを含む回路にも適用が可能な絶縁監視装置。AC/DC回路を問いません。(測定対象回路は、非接地配線方式とします)
- 変動し高い漏れキャパシタンス値に追従対応できる自動調整機能
- Bender社特許AMPPlus方式とその他の測定方式を選択できるプロファイル機能
- 2つの個別に設定できるアラーム動作設定リレー(1kΩ…10MΩ)
- 高解像度液晶ディスプレイ
- 監視する回路への配線接続状態を監視
- 自動自己診断テスト機能
- 計測時間中の絶縁抵抗の時間変化を見れるグラフィカルな表示(isoGraph)
- アラームメッセージ保存機能、発生日時記録付(記録期間3日間、1023個までのアラームメッセージを保存)
- 絶縁抵抗値アナログ出力(電流、電圧) 0(4)…20 mA、0…400μA、0…10V、2…10V(ガルバニック絶縁要)
- デジタル/アナログ入出力信号のカスタマイズ設定が可能
- インターネットを経由し遠隔設定可能(ウェブサーバー/オプション; COMTRAXX®ゲートウェイ)
- インターネットを通しての製品の遠隔メンテナンスサービス(Bender社サービスによる)
- 他のBender社製装置との通信は、RS-485/BS(Bender社プロトコル)通信インターフェイスにて可能
- ISOnet:複数の絶縁監視装置を連携させ、多重電源回路などで運用が可能
(例:多重化電源などで複数の絶縁監視装置を使用する場合) - BCOM、Modbus TCP やウェブサーバーとの接続が可能
- 絶縁不良個所の特定を行うための探査パルス電流発信回路を内蔵する